Band

VIGILANTE

1988年、創設者の大本浩史(Gt)により結成。バンド名はイギリスのハード・ロック・バンド、MAGNUMの楽曲"Vigilante"に由来。
1992年、堀江一彰(Gt)が加入する。
1996年、メンバーチェンジにより吉村和久(Dr)、海野真(Ba)、元HIDDENの丹羽英彰(Vo)が加入する。
1997年、渋谷On Air Eastにてワンマン・ライブを行う。
1998年4月、完全自主制作によるファースト・アルバム"CHAOS-PILGRIMAGE"を発表。アートワークにはSHADOW GALLARYやMILLENIUMなどを手掛けたRainer Kalwitzを起用。ヨーロッパを中心にHeavy Oder Was!?やHard Roxxなどのメタル誌にて、好意的な評価を受ける。
1998年9月、ドイツの大規模メタルフェス"Bang Your Head!!!"にて
STRATOVARIOUS、ICED EARTH、KAMELOTらと共演、インタビューを受ける。これを契機にドイツのメタル・レーベルMassacre Recordsとライセンス契約を結ぶ。
1999年3月、"CHAOS-PILGRIMAGE"ヨーロッパ版が発売。
1999年9月、アルバム"EDGE OF TIME"を発表、同年11月にヨーロッパ版も発売。アートワークは前作に続きRainer Kalwitzが担当。
1999年11月、渋谷On Air Eastでのライブ・イベント"Pure Rock Japan"に参加し、SABER TIGER、POWERNUDE、BLINDMANと共演。
1999年、マキシ・シングル"THUMBNAIL AT YOU, MASTER"を発表、Burrn!誌においてシングル・チャート5位を記録。
2001年、ドイツのDEW-SCENTED、NIGHT IN GALES、スウェーデンのDEFLESHEDらと共演。
2002年、さかもとえいぞう氏(ex.ANTHEM/アニメタル)のソロ・アルバム"SHOUT DRUNKER"に参加。
2002年、ドラマーが山市修也に交代する。
2002年4月、韓国のレーベル、ポニーキャニオン・コリアとライセンス契約を結ぶ。"CHAOS-PILGRIMAGE"、"EDGE OF TIME"、マキシ・シングルの"THUMBNAIL AT YOU, MASTER"の内容を含む2枚組の韓国版CDが発売。
2002年5月、韓国にて現地の総合音楽誌"GMV"のインタビューを受ける。
2003年5月、川崎クラブチッタでのメタル・イベント"Melodic Metal Festival"にて、イタリアのSKYLARK、オーストラリアのDUNGEON、スウェーデンのDRAGONLANDと共演。
2004年8月、アルバム"COSMIC INTUITION"を発表。アートワークにはKAMELOTやSTRATOVARIOUS、SABATONなどを手掛けたMattias Norenを起用。
2005年4月、韓国、ソウルにてJEREMY、GAIAらと共演を行う。 2005年6月、再度ドイツのメタルフェス"Bang Your Head!!!"に参加し、"COSMIC INTUITION"のプロモーションを行う。
2005年7月、オーストラリアのDUNGEONと再共演。
2005年6月、韓国のJEREMYと再共演。
2006年5月、ドキュメンタリー映画「メタル・ヘッドバンガーズ・ジャーニー」の監督サム・ダンよりインタビューを受ける。 二井原実氏(LOUDNESS/X.Y.Z.→A)や夜叉、川嶋未来氏(SIGH)へのインタビューと共に、同映画の特典DVDに収録されている。
2006年秋、ドラマーが藤野隼司(さかもとえいぞう、哀旋士)に交代。
2008年10月、アルバム"IV"を発表。アートワークは前作に続きMattias Norenが担当。
2009年5月、香港にてブラジルのHIBRIAと共演を行う。
2009年より、バンドが主催するライブ・イベント、オルガズムメタルを開始。これまで延べ70バンドが参加。
2010年、シングル"RETROSPECTIVE INTO CHAOS VOL.1"を発表。
2012年、シングル"OF INSANITY AND JUSTICE"を発表。本シングルの会場販売時にオルガズムメタルでのVIGILANTEのプレイを納めたDVDが限定特典として追加され、ライブバンドとしての存在感をこれまで以上に広く知らしめることになった。
2017年、9年振りのアルバム"Terminus of Thoughts"が完成する。

ギターの大本はGibson USA、堀江はKiesel Guitars、ベースの海野はYamahaとそれぞれエンドース契約を結んでいる。
ドラムの藤野は多様な音楽ジャンルでのサポートドラマーとしても活躍中であり、ビジュアル系バンドA(エース)との ヨーロッパ・ツアーも経験している。
ヴォーカルの丹羽はオーストラリアのLORDのアルバム"ASCENDENCE"にゲスト参加し、X JAPANのカバー曲"Silent Jealousy"のヴォーカルを担当した。

Members

Kazuaoki Horie

Kazuaki Horie / 堀江一彰
Guitar (1992-Present)

12/31生まれ 千葉県出身
血液型:B型

好きなギタリスト
Richie Kotzen / Tony MacAlpine / Jeff Kollman (EDWIN DARE) / Tom Keifer (CINDERELLA) / Jeff Loomis (ex.NEVERMORE) / Ola Englund (FEARED) / Victor Smolski (RAGE)

好きなバンド
NEVERMORE / CINDERELLA / VICIOUS RUMORS / RAGE / IN THE NAME / TESTAMENT / DAATH

趣味
作曲 / 少々のお酒 / 写真 / ジャケットアート

昨年最も面白かった本
砂の器

昨年最も良かった曲
"MASS DESTRUCTION" (FEARED) / "EYE OF THE STORM" (The Haunted)

昨年最も良かったアルバム
"VINTER" (FEARED)

最近凝っていること
ギターマイキング / 映像編集 / 写真 / デザインアート

音だけでなくイラストにも興味をもち、様々なバンドロゴ・ジャケットアートも作成。
良いアルバムを聞いてもらうためには、ジャケットアートも重要な要素であるのは過言ではないです。
今後もたくさんのアートを作っていきます。

夢想家

堀江と大本は、しばしばステージ上で双子だと思われることがある。それは彼らのルックスもさることながら、一糸乱れぬ流麗なツイン・ギターのハーモニーに拠るのだろう。

この気さくなギタリストがVIGILANTEに加入したのは、10年以上も前のことである。加入以来彼はソング・ライティングや、緻密なVIGILANTEの音楽に必要とされるサウンドの追求に専念しつづけている。

彼は愛用のHamer製のギターで、華麗なテクニックを披露する。そのギター・プレイはRichie KotzenやJeff Kollmanといった名ギタリスト達から影響をうけている。

バンドにおいて特筆すべき彼の能力は、その直感的なソング・ライティングである。彼の音楽創作は、ほとんどセオリーを超えている。ファースト・アルバムに収録された"Chaos-Pilgrimage"のイントロ・セクションへの彼の貢献がなかったら、この傑作は生まれなかったであろう。

彼は音楽を生み出す上でも、大本の良きパートナーである。それは、様々なレコーディングにおいてチーフ・エンジニアを務める大本を、アシスタント・エンジニアとして常にサポートしてきた事実からもわかることである。日本のへヴィー・メタル・ミュージックにおけるサウンド・プロダクションを手掛けるエンジニアでは、このチームに勝るものはいないと断言できよう。

音楽を離れたところでは、彼は「アキラ」や「エヴァンゲリオン」といったジャパニメーションの大ファンである。

常に新しい何かを創造しつづける彼の自由な精神は、これらの空想世界の賜物なのかもしれない。

Shunji Fujino

Shunji Fujino / 藤野隼司
Drums (2006-Present)

10/16日生まれ 静岡県出身
血液型:A型

好きなドラマー
高橋ロジャー和久(D.T.R, The Sons, etc..)/ Pat Torpey (ex-MR.BIG) / Tommy Lee (MOTLEY CRUE)

好きなバンド
JOURNEY / MR.BIG / MOTLEY CRUE / HAREM SCAREM / WHITE SNAKE / METALLICA / DREAM THEATER

好きな食べ物
とんかつ

好きな飲み物
チオビタドリンク / ワイン

情念のパワードラム

ヘヴィーメタルの歴史においてドラマーの交代、ことに若手ドラマーの加入が幾度と無く多数のバンドの生命線を守ってきた。Judas Priestしかり、Helloweenしかりと枚挙に暇がない。

VIGILANTEに加入したこの新星メタルドラマーもその1人である。

既にさかもとえいぞう氏(ANTHEM、ANIMETAL)のバックでプロドラマーとしてのキャリアを積み、満を持してのVIGILANTE加入である。

持ち前のパワー、疾走感に加えVIGILANTEでは繊細なプレイも遺憾なく発揮している。またその甘いマスクも女性ファンを魅了し続けている。

今後の活動が注目される日本の若手ドラマーの筆頭株であることは間違いないであろう。

Makoto Unno

Makoto Unno / 海野真
Bass Guitar (1995-Present)

1/8生まれ 静岡県出身
血液型:O型

好きなベーシスト
Steve Harris (IRON MAIDEN) / Geezer Butler (BLACK SABBATH) / Chris Squire (YES) / David Harbour / Kyle Honea / Fellipe Andreoli (ANGRA)

好きなバンド
IRON MAIDEN / BLACK SABBATH / PINK FLOYD / FATES WARNING / YES / NEVERMORE /
THERION / KAMELOT / VANDEN PLUS / THE POLICE / JOHN LEGEND / TOM WAITS / CHRIS REA

好きな食べ物
チョコレート / ピーナッツ / 男の手料理(自身による) / 韓国料理

好きな飲み物
オレンジ・ジュース / グロールシュ / ラフロイグ / チンザノ・ロッソ / ワイン全般

趣味
映画鑑賞 / 読書 / 料理 / 英会話 / 猫とたはむる / 飲酒

好きな作家
梁石日 / 向田邦子 / 椎名誠 / Jan Švankmajer

好きな俳優
Harvey Keitel / Steve Buscemi / Gary Oldman

好きな映画
Paris / Texas / Smoke / Bagdad Cafe / Naked Lunch / Barton Fink

好きな番組
「ぶらり途中下車の旅」日本テレビ / 「Suntory Saturday waiting bar Avanti」東京FM / 「出没! アド街ック天国」テレビ東京

寡黙なキー・ストーン

彼は控えめながら、バンド・メンバーをまとめる重要な位置にある。それはまるで、全ての音をひとつに紡ぐ彼の担当楽器、ベースのようである。

世界中のベーシストがそうであったように、彼も類にもれず、高校時代にIRON MAIDENのSteve Harrisに魅せられたのをきっかけに、ベースを弾きつづけている。

そのテクニカルなプレイ・スタイルは、Steve Harris、Geezer Butler、Chris Squireといった先人たちのスタイルから派生したものである。

現在彼はケン・スミスとヤマハ製の6弦ベースを使用し、VIGILANTEの低音を支えている。堅実なプレイと、時折り見せる3フィンガーによる速弾きや両手タッピングといったフラッシーな技により、VIGILANTEの楽曲を劇的なものに仕上げている。

彼はVIGILANTEにだけでなく、他の国内のへヴィ・メタル・バンドのサポートとして数多くのレコーディングやライブに携わってきた。その集大成が、坂本英三氏(ANTHEM, ANIMETAL)のソロ・バンドのベーシストに抜擢されたことである。バンドはツアーの後、氏の3枚目のソロ・アルバム「メタル・ハンサムマン」を2003年に発表した。

ベースを置いた彼が好むのは、友人達とつるんで飲みに行くことである。お気に入りはオランダ産のグロールシュというビールである。

Hiroshi Omoto

Hiroshi Omoto / 大本浩史
Guitar (VIGILANTE Founder, 1988-Present)

2/13生まれ 埼玉県出身
血液型:O型

好きなギタリスト
Vinnie Moore / Michael Schenker / John Petrucci (DREAM THEATER) / Dan Rivela (SEVENTHSIGN) / Chris Poland (ex.MEGADETH) / Michael Harris / Jim Matheos (FATES WARNING) / Tony MacAlpine / Criss Oliva (SAVATAGE-R.I.P.) / Blues Saraceno / Al DiMeola

好きなバンド
SAVAGE GRACE / SAVATAGE / VICIOUS RUMORS / FATES WARNING / DREAM THEATER / PSYCHOTIC WALTZ / ARCH RIVAL / DAMN THE MACHINE / DIO / SCORPIONS / MAGNUM

好きな食べ物
ラーメン

趣味
ギターを弾くこと / 機材収集

鋼鉄の意志

VIGILANTEの創設者である彼は、バンドでギターを弾き始めるようになるずっと以前より、へヴィ・メタルに精通していた。彼がヘヴィ・メタルの世界に足を踏み入れたのは、SCORPIONSを聴いた中学生の時だった。

その頃から彼のへヴィ・メタルに対する飽くなき探求が始まった。彼は今までに3,000枚以上ものヘヴィ・メタルのレコードを聴き、それらからの影響はVIGILANTEで作曲する際の重要な基礎となっている。

彼の音楽を創造することへの情熱は、いまだに衰えることを知らない。度重なるメンバー・チェンジを乗り越えてきたのは、彼の不屈の精神によるものである。1998年にファースト・アルバム"Chaos-Pilgrimage"が発表された時点で、彼がバンドを始めた当初から実に10年もの月日が流れていたのである。

彼はGibson USAのエンドーサーであり、自身のモデル、Nighthawkをプレイしている。また、これまでに数多くの日本のへヴィ・メタル・バンドのプロデュースも手掛けてきた。

そのテクニカルなギター・スタイルは、Vinnie MooreやTony MacAlpine、John Petrruciといった現代におけるギターの名手達からの影響によるものである。

奇しくもヘヴィ・メタルの祖、BLACK SABBATHがファースト・アルバムを発表した2月13日生まれの彼には、2つの側面がある。・・・卓越した技術と、細部にわたって音を聞き分けることのできる耳を持つエンジニアとしての一面、そして情熱溢れるメタル・マエストロとしての一面である。

Hideaki Niwa

Niwa Hideaki / 丹羽英彰
Vocals (1996-Present)

3/1生まれ 名古屋市出身
血液型:O型

好きなヴォーカリスト
Carl Albert (VICIOUS RUMORS-R.I.P.) / Tony Harnell (TNT) / Buddy Lackey (PSYCHOTIC WALTZ) / Joey Beladonna (ex.ANTHRAX) / Warrel Dane(ex.SANCTUARY~NEVERMORE) / Chuck Billy (TESTAMENT) / Michael Kiske (HELLOWEEN) / Russ Anderson (FORBIDDEN) / Eric A.K. (FLOTSAM & JETSAM) / Ralph Sheepers(ex.GAMMA RAY~PRIMAL FEAR) / John Arch (ex.FATES WARNING) / David Sylvian (ex.JAPAN)

音楽的なルーツとなるバンド
DEEP PURPLE / HADES / TOXIK / FATES WARNING / METALLICA / DESTRUCTION / DURAN DURAN / YMO / 聖飢魔II

好きな食べ物
野菜全般 / 果物全般 / 肉 / 寿司 / ラーメン

趣味
車 / インターネット / サプリメント集め

最近(改めて)お気に入り
THE MARS VOLTA / NEVERMORE / DIMMU BORGIR / SOILWORK / FATES WARNING / JUDAS PRIEST / KING DIAMOND / AMORPHIS / EMPEROR / SYSTEM OF A DOWN / KILLSWITCH ENGAGE / UNEARTH
...書ききれません!!!

極東世界からの叫び

歌を歌い始めたその日から、彼は生まれついてのへヴィ・メタル・ヴォーカリストであった。

彼は地元名古屋でHIDDENを結成し、その数本のデモ・テープは国内外で高く評価されたが、1995年には脱退。その後、ほどなくして大本よりVIGILANTE加入の誘いを受け、1996年に正式加入した。

彼のヴォーカル・スタイルはRob HalfordやBruce Dickinson、Geoff Tateといった伝統的なへヴィ・メタル・シンガーからの影響だけでなく、OBITUARYのJohn Tardyのようなデス・メタル・シンガーからの咆哮するようなスタイルも取り入れている。

またBjorkなど、他の音楽ジャンルのヴォーカリストも彼のお気に入りである。

彼はFATES WARNINGの伝説的な前任ヴォーカリスト、John ArchやPSYCHOTIC WALTZのBuddy Lackey、NEVERMOREのWarrel Daneたちの大ファンである。

これまでに彼は、VIGILANTEの他にいくつかのサイド・プロジェクトにもかかわってきた。日本のスラッシュ・パワー・メタル・バンド、CHAOS CONTROLではゲスト・ヴォーカリストとして参加 (Tr.5 "Evil Wasn't Evil")。最近では、ANTHEMやアニメタルでお馴染みの坂本英三氏のバックバンドにも参加し、ステージでは得意の空襲警報サイレン・スクリームを披露している。

そのガッツ溢れる中音域での歌唱や、突き抜けるようなハイ・トーン・シャウトは全てのへヴィ・メタル・ヴォーカリストたちの羨望の的である。

彼の強烈な個性は、彼の書く歌詞の世界においても反映されており、独特の視点から描かれるものである。その詞の多くはリスナーの想像力を掻き立て、同時にリ スナーの印象や意見を訴求してくる物でもある。まさにソート・プロヴォ-キング・スタイルの歌詞である。(欧米では、聞き手に問題提議をし、聞き手に歌詞の内 容について深く考えさせるようなスタイルの文章をこのように呼ぶ。)

私生活においては、彼は自動車に並々ならぬ情熱を注ぎ込んでいる。スタジオやライブ会場など、あらゆる場所に彼は自慢のLEXUSを最高速度で乗りつける。

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